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電気機関車の内部を一般に公開

電気機関車の内部を一般に公開

 箕輪町郷土博物館は6日、同館前庭にある電気機関車(ED19竏・)の内部を初めて一般公開した。雨降りにもかかわらず、町内外から親子連れなどが訪れ、電気機関車の運転席に座るなど大喜びだった。
 電気機関車の塗装作業が終了したことから、機関車の写真撮影や関連部品の見学などを企画。
 電気機関車は26年から50年間ほど活躍。75年の廃車と同時に、貨物輸送のけん引用の一両目を同館前に屋外展示している。内部の前後に運転席があり、電流が上がった場合に機械を保護する高速遮断機などが載る。
 町内在住の元国鉄OBを中心とした機関車保存会(松田典年会長、25人)のメンバー10人は仕業服を着て、来場者に部品や当時の様子を説明した。
 母親の実家がある箕輪町に来る度に電気機関車を見に来ている男の子(2)は運転席に座り、速度を調節する制御機、ブレーキ弁ハンドルなどを動かし、満足げだった。
 また、館内にはED19竏・に関するナンバープレート、車両形式図(53年)、帽子など約30点が並んだ。
 松田会長(66)は「念願だった塗装が終わった。これから定期的に内部を公開し、みんなに見てもらえたら」と話した。

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