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聴導犬協会新施設建設で説明会

 宮田村町三区の村民会館に隣接する村土地開発公社所有の土地に、村内に本部を置く日本聴導犬協会が新たな施設を建て移転する計画に関して8日夜、周辺住民を対象に説明会があった。清水靖夫村長、協会の有馬もと会長らが概要を示した。約20人の住民が出席し、周辺に及ぼす影響や事業内容など質疑を交えて聞いた。清水村長は土地売買(一部賃貸)契約に向け、地域の声も反映させ交渉を進める考えを改めて示し、理解を求めた。
 建設の主財源となる自転車振興会の補助が内定し、施設概略が固まってきたことを受け、契約を前に公社と協会が説明会に臨んだ。
 新施設は2階建てで、訓練室や利用者滞在の宿泊室などを整備。今後、公社と契約を交わし、今秋着工、来春の業務開始を目指す。
 出席者からは周辺に与える影響について質問もあった。
 協会側は「新施設では、通常は5頭程度、最大で10頭ほどの犬が訓練する」とし、訓練された犬で、ふん尿をはじめとしたしつけは徹底されていると説明。有馬会長は村民の幅広い協力があって、訓練などの活動が支えられているとも話した。
 清水村長は、一部に異論のある村民会館隣接地を村の考えであっ旋した経過も含め「多くの人が出入りし、近くに老人福祉センター、デイサービスセンターもある。福祉の環境が整い、連携ができ好ましい」と話した。
 説明会出席者や一部議会側からも挙がっていた住民への情報開示が遅いとの指摘に対し、清水村長は取材に「何も決まっていないのに説明はできない。材料がそろったので、集まってもらった」と話した。

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