宮田小が野鳥愛護校に
宮田村の宮田小学校(清水閣成校長)は、自然に親しみ鳥への愛着が高いと認められ、全国の小中学校が対象の「野鳥愛護校」に指定された。大日本猟友会が認定して交付金を助成するもので、県内97校目、上伊那では2002年に指定された伊那市の西春近北小以来、4年ぶり9校目。9日には指定証の授与式が同校であり、さらに自然への愛着を高めようと、全校児童の前で報告した。
2年2組が校庭にエサ箱を設けるなどして野鳥と親しむ学習を活発に展開するほか、卒業した昨年の6年生が傷んだ野鳥を保護する出来事も。自然にふれ、考える取り組みは、さまざまな形で広がりをみせている。
全校が参加した授与式では、児童会長の上條途夢君とともに、2年2組の山中伸晃君、小澤茉由さんが、上伊那猟友会長の竹入正一さんから指定証、交付金を受け取った。
「2年生の活動が認められた。野鳥が訪れる環境をつくっていきたい」と上條君。山中君は「みんな鳥のことが好き。これからも観察を続けたい」、小澤さんは「クラス全員で鳥の世話を頑張ります」とあいさつした。
この日、さっそく2年生は飯島町で保護されたハヤブサを見学する機会も。清水校長は「さらに活動を広げていけたら」と、子どもたちの笑顔に期待を寄せた。