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駒ケ根警察署飯島町飯島警察官駐在所所長の清水伸一警部補(51)、飯島町中町

飯島町飯島警察官駐在所所長に着任

駒ケ根警察署飯島町飯島警察官駐在所所長の清水伸一警部補(51)、飯島町中町

 3月26日付けでした。
 「飯島には飯島の雰囲気があり、そのうちに自分の力が必要な所が見えてくる。気負いを無くして、流れにまかせて自然体で、活動したい」
 塩尻市生まれ、大学卒業後、警察官に応募。警察学校で半年間研修した後、初任地の大町警察署池田交番へ。1年で長野中央署に異動、若松町交番や留置所勤務を経て、刑事課鑑識係に「科学の目で見て、客観的証拠を集めることが要求され、1つの物を様々な角度から見るなど、物の見方を勉強した」。
 現場では犯人に結びつく資料を集めるのが鑑識の仕事「泥棒は手袋をはめて、盗みをするが、ふとした気のゆるみで、指紋を残すことがある、それを探す。異臭放つ遺体に触ったり、火事場ではすすだらけになることもあり、鑑識は大変な仕事で、根気もいる。信念がなければできない」という。
 県警本部の鑑識を経て、巡査部長に昇任し、伊那署西春近駐在所に。「対象が物から人になり、自分にできるかなと不安に思いながら赴任したが、駐在勤務こそが、警察の原点だと気付いた。警察は世の中の機関の1つ、信頼してくれる人々がいるから成り立つとつくづく感じ、警察に対するイメージが変わった。その時から、駐在所勤務でやっていこうと思った」という。その後、中川村大草駐在所に。
 「どうしたら、地域に貢献できるか」と真剣に考え、この村の実情にあった交通安全啓発活動をしようと、まず、村の幹線道路を走行し、ビデオ撮影し、車の中からの視野について検証、死角が大きいことを発見し、安全教育に生かした」と振り返る。
 この後、伊那署美篶駐在所に。世帯数が多く、日々の仕事に追われ、一般の住民との知合う機会が少なかった。
 「飯島駐在所では巡回連絡を通じて、地域の人々に知ってもらい、地域を歩いて、地域の人々や地域を知りたい。そこから始めたい」。
 最後に「何か困ったことがあったら、1人で悩まず、相談を」と呼びかけている。
 2人暮らし(大口国江)

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