「春の全国交通安全運動」始まる
「春の全国交通安全運動」が11日、全国一斉に始まった。20日までの10日間、県や警察が協力し「子どもと高齢者の交通事故防止」を基本テーマに交通事故防止を呼びかける。
伊那市では初日、市役所前の市道環状南線に交通安全指導所を開設した。伊那警察署、上伊那地方事務所、市、市交通安全協会連合会などの関係者約70人が啓発チラシなど200セットを信号待ちのドライバーに配布した=写真。
伊那署の小嶋惣逸署長は「年間の交通事故抑止を占う重要な季節の運動。身近な事故が減るよう働きかけたい」とあいさつ。同指導所の開設中、参加者たちは「交通安全運動に協力を。お気をつけて」と呼びかけて無事故を祈った。
同署によると、管内の人身事故件数(本年から10日現在)は、187件(同期比1件増)、けが人は250人(同30人増)、死者0人(同1人減)。事故は交差点付近で多く、自動車を運転していたけが人の1割は、シートベルト不着用だったという。