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伊那谷の珍味丸ごと・ス丼・スに

伊那谷の珍味丸ごと・ス丼・スに

 宮田村町一区のレストラン・ときわは、鹿肉やハチの子、イナゴなど伊那谷の・ス珍味・スが一度に丸ごと味わえる「伊那郷丼(いなごどん)」を開発。6月下旬から発売する。「世界に誇れる伊那谷の食文化を多くの人に伝えたい」と店主の太田光一さん。与えるインパクト以上に食感のバランスも良く、新たな・スご当地メニュー・スに寄せる期待は大きい。
 宮田村では特産の山ぶどうワイン「紫輝」を用いて、飲食店12店が・ス名物丼・スの発売を3月に開始。ときわも参加しているが、太田さんはさらに新たな試みとして、伊那谷ならではの珍味を丸ごと丼の具材にしてみようと思いついた。
 鹿肉は「紫輝」を使ったソースで煮るこだわり。ハチの子、イナゴに、コゴミ、ノビルの和え物、コシアブラの天ぷらと山菜もふんだんに盛り合わせた。
 コブナ、ザザ虫も用意したが、抵抗を感じる人に配慮して別の小皿で付け合せとして提供。山菜も季節に応じて変更する。
 「村の商工会青年部が呼びかけて始まった名物丼がなければ、このような取り組みは生まれなかった。注目を集めることで、地域が少しでも元気になれば」と太田さん。
 手間ひまもかかるため毎日10食程度の限定発売となるが「若い人にも味わって欲しい」と話す。

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