村駅伝大会、視覚障害者や小学生健闘
宮田村駅伝大会(12日、村走ろう会主催)に、県視覚障害者マラソン協会(NBMA)の村内メンバーらがチームを組み初出場。目の不自由な選手が伴走者とともにタスキをつないだ。南割区2班の小学校2、3年生5人も中学生や社会人のチームに混じって力走。いずれも完走し、走る楽しさ、喜びを存分に示した。
NBMAは3月に、視覚に障害を持つランナーの・ス目・スとなる伴走者を育成しようと、宮田村内で講習会を開催。その後、村内の賛同者も増え、村の駅伝大会にも出場することにした。
目が不自由ながら、各地のマラソンや駅伝などに出場する中塚誠さん=町三区=は3区を快走。
この日の駅伝大会には、講習会に参加した宮田中学校陸上部員も数多く出場しており「僕たちの走りを子どもたちに見てもらえたと思う。横のつながりが広がり本当に楽しみ」と、中塚さんは地元のレースに充実感を漂わせた。
唯一1・5キロ周回の部に出場した南割区2班の子どもたちで構成する「宮田小学校A」は、5人が最後まで力を尽くしゴールした。
事前に積んだ練習の成果も発揮。レース中は高学年の子どもたちや保護者が応援に駆けつけ、一緒に伴走して選手たちを励ます姿もあった。
全員で勝ち取った完走に喜びもひとしお。「みんなで走れて楽しかった」と笑顔が広がった。