森林セラピーロード グランドオープン
心身のリフレッシュに、活用を促す
南箕輪村の大芝高原「みんなの森」森林セラピーロードが20日、グランドオープンした。元マラソン選手・松野明美さんと一緒に、参加者200人余は2キロ弱のコースを歩き、森林浴効果や自然環境のすばらしさを体感した。
セレモニーで、唐木村長は「大芝高原は先人の努力で守り育てられてきた。宿泊や温泉施設の利用と合わせ、心身をリフレッシュしてほしい」と村の活性化に期待した。
唐木村長ら5人がテープカットしたあと、参加者は赤松などが広がる森内コースを楽しみながら歩いた。
松野さんは「ひんやりとした空気が気持ちよかった」と話した。
保育園児や文化団体による踊りなどのステージ発表、健康チェックなども組まれ、オープニングを盛り上げた。
森林セラピーロードの認定は全国10カ所。「みんなの森」は広さ38ヘクタール。道全長4・7キロで、3つのお薦めコースがある。林望台などを設けたり、70種ある樹木に銘板をつけたりと森林学習ができるようになっている。砕石、ウッドチップ舗装で、車いすで散策もできる。
森を活用した健康づくり推進や観光振興に取り組む森林セラピー協議会の荻原文博会長は、都会からのバスツアーを企画したいとし、大芝高原の認知度アップを図っていく。