西箕輪北部保育園で草もちづくり交流
おいしい郷土料理を地域のおばあちゃんたちに教えてもらおう竏窒ニ、伊那市の西箕輪北部保育園(唐木美代子園長)の園児たちが22日、草もちづくりに挑戦した。大泉新田地区に住む3人の女性が同園を訪れ、作り方を伝授。昔ながらの春の味覚を楽しんだ。
交流会は今年初めて企画。園児たちには地域の郷土料理を学びながらお年寄りの知恵や技に触れることを通じて目上の人に対する尊敬の気持ちを学ぶ機会に、一方地域の人には園の様子を知ってもらう機会にしてほしいと考え、秋には五平もち作り交流も計画している。
その第1回目となったこの日は、園児たちが保護者とともに摘んだヨモギを使った草もちづくりを企画。最初はビニール袋に入れたヨモギをすりこ木で叩きつぶす作業。筋が残らないよう丹念に潰したヨモギから春の香りが漂い、園児たちも「いいにおいがする」と歓声を挙げた。
ヨモギともちを混ぜる工程では、地元の女性たちが鮮やかな手際を披露。「もう時期だでね」と園児たちに語りかけながら鮮やかな緑色をしたもちをこねあげていた。