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294/(月)

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まっくんファーム有機栽培研究会が有機肥料米栽培を開始

まっくんファーム有機栽培研究会が有機肥料米栽培を開始

 南箕輪村の集落営農組織「まっくんファーム」の有機米(仮称)専門部会(原英雄部会長)は本年度、有機肥料を使用した稲作栽培の拡大を図る。肥料には人由来の微生物を使用した混合飼料で育てた鶏の糞を使用。登熟がよく、くず米の少ない高品質・良食味となることなどが確認されており、ほかの米との差別化を図りながら環境に配慮した安心・安全でおいしい米づくりを行い、販路拡大を目指す。
 村内では、南箕輪村出身で元東京農業大学教授・大田保夫さんのアドバイスを受けながら一部農家がこの肥料を使った栽培を開始。それとともに信州大学農学部の協力を得ながら栽培試験や食味検討会も重ねてきたが、稲の根を健全にし、穂がきれいに実る効果などのほか、食味としても魚沼産コシヒカリに匹敵する結果となった。
 そこで同部会では、本年度からこの有機肥料を使った米栽培を本格的に開始。本年度は16人が約7・7ヘクタールで栽培、566俵を出荷予定数量としているが、今後は千表を目標に面積拡大を図っていきたいとしている。
 また、減農薬にも取り組み、南箕輪村だけのブランド米作りを目指す。

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