【記者室】レンゲ畑で
南箕輪村南殿の隣組がレンゲ畑で花見をした。休耕田で3年前から有志が栽培しているレンゲが、8年前に3つに分かれた隣組の交流の場として一役買っている▼世帯数の増加などにより分かれた隣組が集まって交流することが、他の地域で行われているかは分からない。この隣組も普段は一緒に活動することはないという。満開のレンゲにぐるりと囲まれた中での花見。交流を深める場が花畑というのは、なんとものどかでいい▼地域の力、住民の力が必要と言われる今の時代に、たとえ年1回であっても住民が顔を合わせ、地域のつながりを強める上で花見は有意義な集まりに思える。「来年以降もやりたい」。幹事の熱い思いは、地域を愛する思いに通じるのだろう。(村上裕子)