「お話を語る」講座開講
南箕輪村図書館の「お話を語る」講座が1日夜、村民センターで始まった。受講者は、講師が語る昔話に静かに聞き入った。
南部小学校司書の藤沢薫さんを講師に、お話を聞くことから始め、話を選び、少しずつ覚えて語ることを学ぶ全6回。昨年に続き2年目。
藤沢さんは、お話を語ることについて「言葉だけだが自分の世界を作れる。不思議な魅力を感じる」と説明。「自分が楽しい気持ちが意欲につながる。語る人と聞き手が一緒に作り上げる世界なので、まず聞き手の楽しさをわかってほしい」と、初回は「お話を聞く」をテーマに、日本の昔話「くわずにょうぼう」、グリムの昔話「熊の皮を着た男」など3つのお話を語った。
覚え方についての質問には、自分の頭に浮かんだイメージ“絵”を見ながら覚える方法をアドバイスした。
受講者は継続参加の人もいて、「子どもたちに語れるようになりたい」「今年はもう少し長いお話を覚えたい」などと話した。