西箕輪景観ウォーキング
地元住民らが西箕輪地区の景観のよさを歩いて確かめる企画「景観ウォーキング」が3日、同地区内であった。景観保全活動を支援する県景観条例「景観育成特定地区」の指定を目指す地元地権者らでつくる「西箕輪ふるさと景観住民協定者会」(小池知志会長)などの企画。地元の景観の素晴らしさを再認識するため会員ら約30人が集まった=写真。
ウォーキングは、指定を受けるに辺り、故郷の景観を住民が共通理解することが大前提となるため企画した。コースは吹上、大泉新田、大萱の地域を歩く約10キロコースで実施。吹上神社にある推定年齢千年のサワラ古木、大萱の「富士塚」などの各地域の魅力を参加者らで語り合った。
イベントは、同市と隣接する市町村境を歩く新市誕生イベント「平成の大検地」に関係した企画で、市町村境5カ所での撮影検地もあった。
同会は、法的規制力のある景観育成特定地区の指定による地域の景観保全を目指す。今後は、景観現状調査(住民アンケート含む)や土地所有者の3分の2以上の同意獲得などの手順を踏んで指定を受ける。
ウォーキングは10日、羽広、上戸、中条、与地の各地域を歩く約9キロコースも実施する。