箕輪東小4年生がホットプレートでお茶作り体験
箕輪町立箕輪東小学校の4年生(21人、有賀京子教諭)は5日、茶業コンサルタントの増沢武雄さん=大出=を講師に招き、ホットプレートで釜炒り茶作りに挑戦した。
学校近くの日輪寺に茶の木があるため、児童は増沢さんに教わって初めての茶摘みを体験。皆で摘んだ茶葉を使い、調理室でお茶作りをした。
釜炒り茶は、ホットプレートで茶葉をまぜ、しおれたら紙の上に出して水分を飛ばし、素手で茶葉をもむ。ホットプレートに茶葉を戻し、かきまぜながらもむ、乾かすという作業を繰り返し、最後に茶葉と途中で出た粉をホットプレートで乾燥させ、固くなり香ばしい香りがしたら完成する。
児童は4班に分かれてお茶作りを開始。最初は「木の匂い」「苦そう」と話していたが、次第に「お茶の匂いになってきた」「少しずつ乾いてきた」と茶葉の変化を楽しみ、お茶の香りに包まれながら作業した。「ホットプレートの上で茶葉をもむのは熱くて大変だけど面白い」「覚えたら自分で葉を摘んできて作れるかもしれない」と話した。
講師の増沢さんは、「お茶作りは、自分で茶葉を摘み、汗を流しながらもんで作り、その味と香りを試す結果までが学べる。汗をかいたほど出来上がったときの喜びがある」と話していた。
4年生は総合的な学習で老人福祉施設との交流学習を計画しており、作ったお茶をお年寄りと飲みながらの交流も考えている。