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死亡交通事故現地診断

死亡交通事故現地診断

 5月31日に駒ケ根市赤穂中割の広域農道で自動車を運転中だった松川町上片桐の販売員今野貢裕さん(21)が単独事故を起こして死亡したことを受けて駒ケ根署は7日、事故現場での現地診断を行った=写真。駒ケ根市交通安全協議会、伊南安協、安全運転管理者団体などの約20人が参加し、事故の詳しい状況を確認して同種の事故防止対策について話し合った。同署の山本修作署長は「原因はスピードの出し過ぎとシートベルトの不着用と考えられる。車の運転席付近はつぶれていなかったことから、ベルトをしていれば助かったのではないか」とした上で「今後、スピードとシートベルトの取り締まりを集中的に行っていきたい」と述べた。
 事故発生は31日午前3時ごろ。伊那市方面から松川町方面に走っていた今野さんの普通乗用車が緩い右カーブを直進して道路左側にそれ、置いてあった数個の石(直径約1メートル)に乗り上げてジャンプ。道路に面した中古車販売店の展示車などに衝突した。今野さんは落下の衝撃で車外に投げ出され、頭や胸を強く打って搬送先の駒ケ根市内の病院で死亡した。現場の状況などから、今野さんは制限速度の時速50キロを大きく超える100キロ以上を出していたらしい。シートベルトはしていなかった。
 同市内での交通死亡事故発生は05年10月以来。

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