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高遠消防署が水難救助訓練

 伊那市の高遠消防署(蟹沢昭二署長)は6日、高遠ダム湖の海洋センター付近で水難救助訓練を実施した。川遊びなどのレジャーシーズンを迎え、水難事故防止を図るためボートを使用した救助訓練に全署員の18人が参加した。同訓練の実施は、新市誕生後初めてとなる。
 高遠ダム、美和湖などの湖を管内に有する同署独自の訓練。水難事故が発生したと想定し、救助隊が伊那消防署から現場に到着するまでの間の初動救助体制の確認を目的としている。また、市町村合併の人事異動により、経験の少ない署員の育成のため実施した。
 ゴムボートの組み立てなどの取り扱い方法を中心に訓練。5人1組でボートに乗り込み、要救助者に見立てた目標物に向かって操船し、地上で待機している救急車に救助者を受け渡す動作を確認した。夜間を想定し、湖岸からは現場をライトで照らしたりもした。
 蟹沢署長は「高遠ダム湖などの湖を持っている同署では、水難事故が発生する可能性がある。有事の際、迅速な対応ができるよう訓練を続けていきたい」と呼びかけた。
水難救助訓練でゴムボートから救助者を地上へ移動させる署員ら

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