盲目の演歌歌手・藤代ゆきさんが「すずたけ」を慰問
全国500カ所を目標に
全国の福祉施設で歌謡慰問活動を続ける、岐阜県出身の盲目の演歌歌手・藤代ゆきさんが9日、伊那市美篶の老人保健施設「すずたけ」を慰問し、利用者約100人に歌のプレゼントで激励した。
歌手生活10周年汽悒・拭璽覦曲の「おんなの倖せ」のほか、代表曲の「北しぐれ」など約10曲を披露。藤代さんは、曲の合間に「歌が生きがいで毎日がんばっています」と、呼びかけたり、歌いながら握手を求めたりと、元気に歌う姿を利用者らの前で見せ、励ました。
今回は、市内坂下区のカラオケ喫茶「ニューつむぎ」オーナーの丹羽貴士さんが、少しでも社会に貢献したい-と、企画。知人と交流のあった藤代さんを招き、歌謡ショーを開いた。
13歳の時に失明した藤代さんは、1991年のデビュー以来、500カ所を目標に全国の福祉施設の慰問を続けており、「すずたけ」は380カ所目となった。