「ザ・シワクチャーズ伊那」発足
伊那市名誉市民である故高木東六さんの遺志を引き継ごうとコーラスグループ「ザ・シワクチャーズ伊那」が11日、活動をスタートさせた。市生涯学習センター(市駅前ビルいなっせ内)であった発足式では、上伊那地区から集まったメンバー約80人が高木さんの長女・緑さんから指導を受け、早速歌声に磨きをかけた。今後、12月の「い縲怩ネ音楽祭」や、県外グループとの交流などを楽しんでいく。
すでに活動している横浜市と土岐市の交流会を伊那市で開催したいという希望が一昨年あったことを機に、NPO法人クラシックワールドが発足の準備をすすめてきた。60歳以上の女性を募ったところ、辰野町から飯島町までの86人から申し込みがあった。教室は月2回で、いなっせが主会場。駒ケ根市の合唱団を受け持つ音楽療法士・藤塚禮子さんが講師を務め、高木さんの作品であるテーマ曲「ザ・シワクチャーズ・SONG」や「おやすみなさい」などに取り組む。
緑さんは「嫌なことは忘れ、楽しむことを第一に練習してください」とあいさつし、歌詞を理解して言葉をリズムに乗せる方法などをアドバイスした。コーラスの経験があるメンバー最高齢の唐沢てる子さん(81)=伊那市山寺=は「自分の落ち着くところができてうれしい。続く限りやっていきたい」と抱負を話した。
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初回の練習では、故高木東六さんの長女・緑さんが、合唱について楽しく指導した