松くい虫対策に寄付
南箕輪村の南箕輪小学校を卒業した、1934(昭和9)年入学同級会は12日、村の松くい虫対策の資金にしてほしいと、同級会で集めた2万5745円を村森林セラピー協議会に寄付した。同級会の当番監事を務める清水勇さん、唐沢元広さん、原泉さん(いずれも満80歳)の3人が役場を訪れた=写真。
同級会の開催知らせを会員らに届けたところ、同級生の一人である原隆男さん=箕輪町木下=から欠席届けとともに寄付金1万円が添えたのがきっかけ。「松くい虫対策に役立てて」との原さんの願いに同級生らは共感し、4月に大芝荘で開いた同級会で使わなかった会費の残金も加えて寄付金とした。
清水さんは「同級生らと相談したところ同意が得られた。皆、松は村の木だから大事にしようとの思いでいる」と話した。
村は大芝高原のアカマツの松くい虫対策として前年度、薬剤の樹幹注入を660本に施し、本年度は630本を予定する。