高校野球・辰野高校
樋口のサヨナラ打で逆転勝利
【長野オリンピックスタジアム】<br><br>長野商業<br>300130110-9<br>022002112×-10<br>辰野<br><br> 辰野は初回、3点を追う劣勢から、相手投手を攻めたて2、3回に4点をもぎ取り1点をリード。しかし、同点にされると、5回、主戦宮川が死球、四球などで3点を取られ、逆に2点のリードを追う展開となり主導権を譲り渡す。<br> 辰野は6回、2点を返し1点差とするが、その後、両者とも2点づつを加え、最終回を迎える。<br> 辰野は中盤で主戦・宮川から継投した、多彩な球種を兼ね備える小林(朋)が長商下位打線を3者凡退に打ち取り、逆転勝利を狙う。先頭鮎沢が右翼前打で出塁。犠打や、相手の後逸、四球などで2死1、3塁の好機をつくる。池田監督はここで、4番北村を代え、ピンチヒッターに樋口を送り、勝負に出る。樋口は、真ん中へ甘く入った初球を迷わずスイングし、打球を右中間へ運ぶサヨナラ打で逆転。「1球目からいくつもりで勝負した。開ぅ哀薀狆って楽しくやろうと思っていた」と、辰野は、重要な場面で勝負強さを見せた樋口の、公式戦初打席初安打で勝利をつかんだ。<br> ○…池田剛幸監督<br> 7、8、9回で3点差以内なら、子供たちを信じて逆転できると思っていたので試合の流れとしては計算道理だった。樋口には、1回1打席の練習を続けさせてきたので準備は万端。期待に答えてくれて嬉しい。とにかく挑戦し、諦めず、みんなでつなぎ、次の試合も勝利したい。