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県小学生陸上 上伊那勢5人全国へ

 第24回県小学生陸上競技大会(長野陸上競技協会主催)は17日、松本平広域公園陸上競技場であり、上伊那勢は女子80メートル障害の有賀菜央(辰野西6)が県小学生タイ記録を生んだ。そのほか男子は、80メートル障害女の小林英和(高遠北6)が13秒61、ボール投げの成瀬幸大(辰野西6)が64メートル43、5年100メートルの上田和矢(辰野西)が13秒71の記録でそれぞれ優勝。女子は、走り幅跳びの高井ユージン(南箕輪南部6)が圧勝した。
 同大会は、県内各地区・支部の予選を勝ち上がった約1500人が出場し、全19種目で競った。男女千メートルとオープン100メートル、混合リレーを除く各種目1位は全国大会(7月27竏・9日・大阪府)、400メートルリレーの男女2縲・位と混合リレーの1縲・位は東海大会(9月9日・三重県)の出場権を獲得した。
○…女子80メートル障害・有賀菜央(辰野西6)
 女子80メートル障害で13秒34の県小学生タイ記録を樹立した。上伊那大会は、予選で大会新記録を生むも決勝で転倒し、結果5位。「この間の悔しさを晴らせた」と、念願だった1位の表彰台に上った有賀の顔に笑顔が弾けた。
 レースは、得意の後半の伸び上がりで他を引き離す展開。前回は隣りの選手の好スタートに動揺してしまったが、今回は「自分の走りに集中できた」と納得の走りを見せた。
 県大会で自信を取り戻し、初の全国大会に臨む。「今まで頑張ってきた練習の成果が出た。全国では12秒台の記録を出したい」と気合が入る。
○…女子走り幅跳び・高井ユージン(南箕輪南部6)
 高井は、あと1センチで県小学生タイ記録となる4メートル49の跳躍で優勝した。これまでの自己ベストは上伊那大会でマークした4メートル01。記録の大幅更新に「偶然かな?!」と照れ笑いを見せて喜んだ。
 1回目の跳躍は緊張したため、利き足の右足で踏み切ることが出来なかった。しかし、緊張もほぐれた2回目で優勝を決める。力強く右足で踏み切ったジャンプは大きな弧を描いた。
 同競技は、今春から取り組み始めたという。初めての全国大会出場にうれしさが表情にあふれる。「次の大会では(県小学生)記録を目指したい」と自信を口にする。
○…男子80メートル障害・小林英和(高遠北6)
 上伊那大会で3位(14秒34)だった小林は、県大会で実力を発揮。決勝では13秒61の自己ベストを記録し「納得いく走りだった」と笑顔を見せた。
 今大会予選で13秒96をマークするなど、レースを積み重ねるたびに自己ベストを更新している。「全国大会では12秒台前半を目指す」と力強く意気込む。
○…男子ボール投げ・成瀬幸大(辰野西6)
 地元少年野球で投手の成瀬は、向かい風を突く、64メートル43の遠投で優勝。上伊那大会でマークした自己ベスト69メートル51には及ばなかったものの結果に満足する。
 身長は147センチと小柄だが全身を使った大きな手の振りが魅力。「全国にいったら70メートル以上を投げ、3位以内を目指す」と上を見据える。
○…男子5年100メートル・上田和矢(辰野西)
 13秒71の記録で全国大会初出場を決めた。予選でも一人だけ13秒台の快走に「決勝はリラックスして臨めた」と分析。前半からトップスピードに乗って、優勝を獲得した。
 小学生陸上は初参加となる上田。持ち味は・ス後半の伸び・ス。「全国大会では、まずは予選突破し、13秒前半のタイムを目指す」と意欲を見せる。

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