おいしい名水地ビールに期待ますます、梅が里麦酒仕込み
宮田村の住民有志でつくる村おこし実行委員会と村内酒販店が共同企画した名水地ビール「梅が里麦酒」の仕込みが16日、製造委託先の南信州ビール駒ケ岳醸造所=新田区=であった。麦芽の甘い香りが立ちこめ「お酒の神様が降りてきた。美味しいビールに仕上りそう」と、企画スタッフも作業に加わった。
同委員会の田中一男さんと、酒販店活性化委員会の細田健一さんが醸造所を訪れ、仕込みに立会った。
近くにある梅公園で湧く地下水をタンクに貯蔵。沸騰させて粉砕した麦芽を混ぜた。
作業を見守った田中さん、細田さんは「夢が実現できるのかと思うと、本当に楽しみ」と話した。
梅が里麦酒は、昨年7月豪雨の通行止めで採水困難により今期は製造を休止した「伊勢滝の風」に続く、村内名水地ビールの第2弾。
7月6日に発売するが、来年以降は梅が里を春の花見時期に、伊勢滝の風を夏に販売しようと夢もふくらんでいる。
価格は330ミリリットルで500円。取り扱いは村内の酒販店6店舗のみで、3千本を限定販売する。