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おてて倶楽部が黒沢集落探検

おてて倶楽部が黒沢集落探検

 伊那市高遠町長藤で17日、河川状況などを調査する「黒沢集落探検」があった。田舎生活体験を企画する「おてて倶楽部(クラブ)」主催。県内外から8人が集まり、地元住民から農具の説明を受けたり、水源を上流にたどった。
 ある農家では、水田の草刈り機やあぜたたきなどの農具、養蚕で使った道具を見学。「ここら辺は水田が広がっていた。なかなか水を見に行けず、上段にヒエを植え、下段に米を作っていた」「養蚕は盛んで、現金収入の唯一のものだった。終戦当時、綿よりも絹のほうが身近にあった」と生活の様子を交えながら、道具の使い方などを説明した。
 奈良県の女性(62)は、住民の知恵が生活に生かされていることに感心していた。
 そのあと、参加者は「鉢伏」「鎌立」の2グループに分かれ、水源の上流を歩きながら、川の様子や身近な地域資源などを調査した。
 おてて倶楽部は、黒沢集落をフィールドに、年間を通して月1回(1泊2日)、川遊びやキノコ狩り、しめ縄作りなどを計画。次回は7月7、8日で、漆くい塗り・藍生葉染めに挑戦する。
 月会員の場合、会費は大学生以上3200円、中高生2300円、小学生1600円、小学生未満無料。
 問い合わせは、おてて倶楽部の宇野俊輔代表(TEL96・2207)へ。

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