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プロ棋士祝賀会と記念囲碁大会

プロ棋士祝賀会と記念囲碁大会

 今年度の入段者は全国でわずか6人という超難関を突破して今年4月に晴れてプロ棋士となった駒ケ根市町二区出身の大沢健朗さん(20)=名古屋市=の入段祝賀会が24日、日本棋院駒ケ根支部(宮沢優支部長)の主催で駒ケ根市のアイ・パルいなんで開かれた。恩師をはじめ囲碁関係者など約120人が集まり、苦労の末の快挙達成を祝った。大沢さんはあいさつで「小学校卒業と同時にプロを目指して名古屋市で院生生活を始めたが、周囲とのレベルの違いにがく然とした。いつか追いついてやる、と思っていたが何年もプロ試験に落ち続け、勝負に向いていないと一時はあきらめかけた」と苦しかった時期を振り返った。その上で「だが自分には囲碁しかない、もう一度頑張ろうと必死に努力してみたら負ける気がしなくなり、勝つことができるようになったことで、それまでの努力が足りなかっただけだと気がついた。今年ようやくプロになれたが、1局1局しっかり勝つことを目標に頑張っていきたい」と述べた。
 祝賀会に先立って記念の囲碁大会も併せて開催され、約60人が参加して対局を楽しんだ。大沢さんは希望者との指導碁で一度に数人を相手にするなど、プロの実力の一端を披露。時折和やかな表情を見せながら親ぼくを深めた=写真。

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