箕輪消防署の小口大輔消防士
全国消防救助技術大会出場へ
伊那消防組合箕輪消防署の小口大輔消防士(25)=北小河内=が、23日に長野市の県消防学校であった第26回長野県消防救助技術大会のロープブリッジ渡過の種目で優勝し、県代表として初の全国大会出場を決めた。全国大会は8月22日、東京都である。
ロープブリッジ渡過は、水平に張ったロープ20メートル(往復40メートル)を、往路はセーラー渡過でロープ上側、復路はモンキー渡過でロープ下側を進み、タイムを競う。全国大会出場枠は06年から1人。
県内の8消防組合から13人が出場。標準タイムは28秒。小口消防士は19秒2で優勝した。県大会は6年連続出場し、過去最高成績は5位。「優勝したかったのでうれしかった。やっと成果が出せたのかなと思う。全国では上位入賞を目指したい」と抱負を語った。
4月10日ころから午前中の3時間、1カ月間に約20日間の訓練を重ね、体重を増やさないよう食事制限もしてきた。17秒フラットを目指し、練習では17秒5を出している。全国大会に向け7月から訓練を再開するという。
箕輪消防署からの全国大会出場は03年に唐沢隆浩消防士長が出場して以来2人目。