高遠伊那東ライオンズクラブが解散
クラブ員の減少で運営が困難
高遠伊那東ライオンズクラブ(LC、古田順子会長、14人)はクラブ員の減少で運営が困難になり、30日をもって解散する。発足から31年間の活動を終えるが、これまで培ったLC精神を心がけていくことを確認した。
同LCは76年5月、三十数人で発足。会員は伊那市内の天竜川東側、高遠町、長谷を中心に構成され、多いときで57人が所属していた。6年ほど前から年々減り、クラブ運営に支障をきたし、活動するにも人が少なく、継続が困難となった。クラブ員の増員に力を入れたが、加入に結びつかず、本年1月から、LCの存続、解散、他クラブとの合併の選択肢の中で検討を重ねた。30年を超える活動の経過から、合併は困難として、解散を決めた。
古田会長は「桜のまち、歴史のまちとして全国に名が知られる高遠からLCをなくすことは残念。解散しても、奉仕の心を表す努力はしていきたい」と話した。
同LCは、地元企業への献血の協力をはじめ、三峰川の河川清掃、LCのPR活動などを展開。保科正之公の縁で、福島県の会津若松LCなどと友好提携を結び、交流していた。