城跡探検」「土器探し」に親子35人
飯島陣屋元気もりもり塾
飯島町教育委員会などの飯島陣屋元気もりもり塾が23日開講した。初回は親子35人が参加、本郷の飯島城址を探検し、十王堂坂の上遺跡で土器探しをして、昔の人が地上に残した痕跡を探った。
本郷公民館に集合した参加者は、町文化財調査委員の伊藤修さんの案内で、相の掘を経て、今は水田になっている本城に。
伊藤さんは「城には弓矢、刀を作るかじやなどがあった。飯島城は伊那谷屈指の平山城で本城と登城からなり、各郭(くるわ)に空掘を設けた」と説明した。
参加者は土がこんもり盛り上がった土塁を観察し、昔の人がどのように地形を改造し、敵の攻撃に備えたか、理解を深めた。
この後、西岸寺では開祖、大覚禅師にまつわる伝説「紫金水」に耳を傾けた。
最後に十王堂坂の上遺跡に移動、畑の中から土器片や黒曜石などを探し、熱心に磨いた。
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