ビワの巨木、黄色に色づき
葛島渡場の北島和人さん
「こんなになったのは初めて」-。上伊那の南端、中川村葛島渡場の北島和人さん(55、会社員)宅では、初夏の果実、ビワがたわわに実っている。
高さ5メートル余、幹の周囲約70センチ、枝張りは東西・南北各5メートルと、郡内ではまれに見る巨木。無数の実を付け、黄色に熟している。
和人さんのお母さん、豊子さん(85)が嫁いできた1953年には5、6個の実が付いていたという。
「初めて、こんなにたくさん実がついた。摘果をしないので、小粒だが甘い」と話していた。
ビワは6月下旬から収穫が始まり、7月中旬まで食べられるとか。