子ども相談室 開設から3カ月
親の悩み、子に反映
伊那市に子ども相談室「子育て教育支援相談室」が開設されて3カ月が経った。相談件数は子育てや教育、発育発達など延べ671件。「悩みがあれば気軽に相談していただき、一緒に解決の糸口を考えたい」と利用を促している。
相談窓口は昨年度まで、年齢によって担当部署が異なっていたが、市教育委員会学校教育課内に子ども相談係を設置、乳幼児から思春期までを一本化した。家庭・教育相談員、保健師、臨床発達心理士など職員8人体制で、電話、相談室、小中学校や保育園の定期的な巡回などで相談を受けている。
相談内容は多岐にわたり、学校生活、不登校、就学、発達発育などが多い。相談室では「子どもたちに起きている問題は、親などが抱える生活上のストレスや悩みがそのまま子どもに反映している」とみる。
内容によって、家庭などを訪問。必要に応じ、児童相談所など関係機関と連携を図る。
市ホームページで相談室開設を紹介したところ、2カ月で160件以上のアクセスがあり、子育てに悩みながら試行錯誤する状況がうかがえるという。
相談室は「即解決できる問題ばかりではないが、子どもにとって良い方法を考え、一人ひとりの成長を支援したい」と話す。
これまでの相談から▽不登校児童・生徒を支援するネットワークの整備▽虐待を含む保護が必要な子どもの早期発見と予防のための地域の取り組み竏窒ネどの課題が浮かび上がり、関係機関と対応策を考えていく。
相談日は月縲恚燉j日午前8時半縲恁゚後5時、相談室(山寺区の希望の家2階)で受け付ける。無料。
問い合わせは、子ども相談室(TEL72・0999)へ。