駒ケ根市経営講座第1回
駒ケ根市、駒ケ根商工会議所、テクノネット駒ケ根が地元企業の経営者、管理者らを対象に開く駒ケ根経営講座の07年度第1回講座が9日、駒ケ根市の駅前ビル・アルパで開かれた。会員約60人が集まり、高血圧の原因となる酵素「レニン」の遺伝子解読で知られる国際科学振興財団バイオ研究所所長で筑波大名誉教授の村上和雄さんによる講演「笑いと夢が可能性を引き出す 遺伝子ONの生き方」を聴いた=写真。
村上さんは「心を変えれば遺伝子の働きも変わるのではないか」との仮説を証明しようと、吉本興業の協力を得て糖尿病の患者に対し、大学教授の講義と吉本の漫才をそれぞれ聞かせた後に血糖値を測定したところ、漫才の後の方がかなり良い値を示した実験について説明した上で「薬には副作用があるが笑いにはない。環境や考え方を変えれば遺伝子のスイッチがONになることが分かった」とユーモアを交えて話した。
講座は来年3月にかけ、計5回開かれる。