戦傷病没者追悼式
飯島町社会福祉協議会
飯島町社会福祉協議会(堀越幸夫会長)は11日、戦傷病没者追悼式を文化館で開き、遺族や来賓ら約150人が参列し、明治以降の戦争犠牲者380余柱の御霊安かれと祈り、恒久平和の誓いを新たにした。
ステージ中央の祭壇には「御霊」の柱が安置され、色とりどりの花で飾られ、供物が供えられた。
堀越社協会長は「国難に殉じ、妻子やふるさとを偲びつつ、国内外で散華された英霊のみなさんのことは永遠に忘れることはできない、痛恨の極み。飯島町は自然豊かな住みよい町づくりにまい進し、町社協はともに生きる福祉のまちづくりに努力したい」と式辞を述べた。
黙とうに続き、飯島町遺族会長の坂井武司会長は「先の大戦で多くの大切なものが奪われた。特に遺族は肉親というかけがえのない
ものを失った。300万人という尊い犠牲が礎になって、今の平和と自由がもたらされたことを片時も忘れてはならない。英霊が安らかに眠り、この平和が長く続くことを願う」と追悼の言葉を述べた。
この後、出席者全員が追悼の思いを込めて、白菊の花を捧げ、厳粛のうちに式を閉じた