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第89回全国高校野球選手権長野大会 第8日

上伊那の夏終わる

 第89回全国高校野球選手権長野大会は第8日の21日、3回戦8試合が県下4球場であった。上伊那勢は、松本美須々と対戦した伊那弥生が、先制点を奪うも逆転を許してしまい、1竏・の7回コールドで大敗。地球環境と戦った上伊那農業は、一時2点差まで詰め寄るも力及ばず5竏・1で敗れた。
…………………
【県営長野野球場】
松本美須々
0005003=8
0100000=1
伊那弥生
(7回コールド)
 ○…伊那弥生は、初先発の主戦平沢が波に乗れず、速度と制球力を欠いた直球を狙われた。2回に先制するも4回、四死球に失策が絡み一挙5点を奪われると、選手らは意気消沈してしまった。原監督は「完敗ですね。でも、エースが投げて負けたのだからしかたない」と悔しさをにじませた。
 「先制点をとってくれたのにオレが打たれてしまったのが一番の敗因」と平沢。試合に向けて体調は万全だった。しかし、この日、最速130キロの直球に勢いはなかった。変化球を中心に配球を立て直すが、甘いコースの直球を打たれ、守備にリズムがつくれなかった。「(1、2回戦は)後輩が頑張ってくれたのに情けない」と周囲の期待を背負ってきたエースは、悔し涙を流した。
 春日主将は「平沢は悪いなりに一生懸命投げてくれてた。打たれても取り返そうと、みんなが打席に立っていたのだが…、こういう結果になってしまった。でも、全選手が全力を尽したので、この試合に悔いはない」と上を向いた。
【伊那弥生竏衷シ本美須々】試合後に悔し涙を流す伊那弥生選手ら=21日、県営長野野球場
……………………
【諏訪湖スタジアム】
地球環境
103103003=11
100022000=5
上伊那農業
 ○…上農は先発の宮下が初回に1点を先制され、その裏すかさず同点に追いつくも3回、地球環境の連続長打などで一気に3点を失う苦しい展開。4点を追う4回には2死満塁の好機にもう一本が出ず、無得点に終わった。
 だが続く5回に反撃。1死一、二塁から6番宮下が右翼線を破る二塁打で2点を挙げ、2点差にまで追いすがった。6回には互いに点を取り合ったものの、上農は7回以降無得点。9回にはダメ押しの3点を奪われて押し切られ、涙をのんだ。
 投手は両チームとも3人の継投だったが、上農は3投手ともに1イニング3点を失う集中打を浴びたことが勝敗を分けた。
 守屋監督 残念。選手はよくやった。立派だった。満塁のチャンスで点を取れなかったことと、相手打線が予想以上に良く、長打を打たれたことが敗因。技術はともかく、気持ちを一つにしてプレーできた。ゲームには負けたが皆よく頑張った。
 大蔵大主将 勝つ気でいたのでとても悔しい。自分たち3年生はもう試合はできないが、この気持ちを後輩に託したい。3年間すごくいい経験ができた。
##写真
5回、長打で2者が生還。2点差に詰め寄る

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