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「自民の議席を私に」

参院選 共産新人中野早苗氏
上伊那で訴え

 参院選の投票まであと4日。長野選挙区(改選定数2)の共産党新人・中野早苗候補は24日、上伊那を再び遊説し、中川村から辰野町まで全域で支持を訴えた。
 伊那市の大型店前で行った街頭演説で中野氏は、自民党政治を「モラルのない、金に麻痺してしまった人たちが行っているでたらめな政治」と非難し「自民党議席を私に」と訴えた。
 中野氏に続いて応援演説した共産党市議も、今回の参院選では民主党候補が先行し「2番目」を自民、共産が争っているとして、「自民、公明の政治を変えたいと思うなら、残る1議席を中野に」と強調した。
 中野氏は演説で、住民税・消費税の増税策を批判してから「国民の貧困を拡大してきた人たちは、何をしているか。事務所費ひとつみても松岡大臣に代わった赤城大臣も疑惑のかたまり。反省もせず、領収書も出さず居直って大臣を続けている」と訴えた。
 憲法問題にも言及し「自民、民主は9条を変えることでは同じ立場。子どもたちを戦場へ送るために育てている親は一人もいない」などと護憲の決意を述べた。
 中野氏は25日も上伊那を遊説する予定。

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