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燃えろインターハイ(3)陸上・男子棒高跳び

松沢ジアン成治(15) 高遠高校1年

燃えろインターハイ(3)陸上・男子棒高跳び

 全国の強豪選手が集う運動の祭典、インターハイにデビューする。3年連続出場を一つの目標に掲げる松沢。「1年生なので思いっきりやって、(トップ選手の)笹瀬選手らと上位争いを演じたい」と自信を伺わせる。
 「調子は上がっている」と松沢。これまでの助走距離を10メートルほど伸ばし、長くて硬いポールに変え、それらに対応できるよう励むことで記録を更新している。7月上旬の南信選手権は、自信最高の公式記録4メートル60をマーク。普段の練習では4メートル80もクリアしている。
 全国につながる南信、県大会は調子を落としていた。右手首、左足首の捻挫などを負っていた県大会は「最悪だった」と松沢。練習不足で失っていた助走速度を取り戻すため走り込んで臨んだ、次の北信越大会は4メートル50の4位となるも「助走が安定し、次につながる大会」になった。
 インターハイは、4メートル70が予選ボーダーラインとなる。指導する上杉丈夫顧問は「長いポールを使える長身の選手に対し、小柄な松沢には、それを補う助走技術がある。本番でも力を発揮できるはず」と激励。松沢は「確実に予選を通過し、今大会では全国高校1年生記録の5メートル10を目指したい」と上を見据える。
 伊那市東春近在住。

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