KOA 四半期経営成績を公表
KOA(本社・伊那市、向山孝一社長)は27日、08年3月期第1四半期(4縲・月)の財務・業績の概況を発表した。連結売上高は136億8800万円(前年同期比1・9%減)。コストダウンに努めたものの、貴金属相場の高騰が影響し、営業利益13億4千万円(同16・9%減)、経常利益15億7500万円(同20%減)だった。純利益は11億4500万円(同16・3%減)。
連結業績の第2四半期の受注は増加すると見込むが、材料高騰などの影響で、利益は厳しい状況が続くものとみる。中間期では、売上高278億円、営業利益27億円、経常利益31億円と予想している。
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KOAの取締役会で27日、自己株式の取得などを決議した。
経営環境の変化に即応できる機動的な資本政策遂行のため、上限50万株、9億円で買い受ける。取得期間は8月1日縲・8年3月20日。
6月30日時点の発行済株式総数は4135万6261株で、自己株式数は212万3463株。
中間配当金予想は1株当たり10円。技術革新に対応した設備投資や研究開発、財務体質の強化を図るとともに、自己株式の取得で株主還元に努める。
また、役員退職慰労引当金(特別損失5億5100万円)を計上した。