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伊那市美篶地区で「暴力追放・地域安全大会」

 伊那市美篶の区長会、交通安全協会などでつくる、各種団体協議会(若林徹男会長)は27日夜、JA上伊那美篶手良支所で、「暴力追放・地域安全美篶地区大会」を開いた。
 各種団体関係者や地域住民のほか、市や伊那署から約130人が集まり、「暴力追放」「身近な犯罪の防止」「交通事故防止」の3点の実践を大会宣言とした。全国的に小中学生に関する犯罪が多発している現状を懸念し、昨年から「子どもたちの安全は、地域ぐるみで守る」との一文を宣言に追加している。
 情勢報告では、伊那署関係者による同地区の犯罪、交通事故状況などの報告があり、生活安全課の亘浩幸課長は「これだけの人が集まるのは、防犯意識が高い証拠。この活動を伊那市、県、全国へ広げてほしい」などと話した。
 若林会長は「昨今、日本は恵まれた国なのに凶悪犯罪が多発している。今日の大会を機に、これからの美篶地区の安全を見つめ直す機会にしてほしい」などとあいさつした。
 1990年、美篶地区で暴力団による拳銃発砲事件が発生したのを契機に始まった、18回目を迎える大会。第1回は発砲事件のあった下川手の区民大会だったが、それ以後は、同地区全体の問題として取り組んでいる。市内では唯一の地区大会として続いている。
「暴力追放がんばろう」。こぶしを上げ三唱する参加者ら

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