歴史詰まった宮田宿周辺を散策、公民館ふるさと発見講座
宮田村公民館のふるさと発見講座は28日開き、かつての宿場町の風情が各所に残る町一区、町二区界隈を散策した。養蚕の隆盛を今に伝える貴重な3階建ての土蔵も見るなど、約20人の参加者は知られざる地域の歴史の奥深さにふれた。
村教育委員会の文化財担当者も最近存在を知ったという、明治時代に建てられた3層の土蔵。養蚕が盛んだった当時、製品となった絹織物を保管する倉庫に使っていたとみられる。
歴史を感じる佇まいに「すごいねぇ。こんな建物があったんだ」と驚きの声も。写真などに収める姿もあった。
宮田宿があった江戸時代の古地図と照らし合わせて歩いた参加者。大きく変わった街並みを眺めながら、往時の面影を残す水路や町の区画などに思いを馳せていた。