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田んぼが育むものたち

虫眼で見てみよう縲怦ノ那市美篶小学校5年・小川文昭さん縲・

 田んぼは、土がしっかりと水を含み、子どもたちにとってはおそらく「意外な」やわらかさ。裸足になった片足を田んぼの中に踏み入れると、ゆっくりと泥の中に沈み込み、もう片方の足を上げた途端にバランスを崩して転びそうになる。
 子どもたちは、はじめて足の裏がつかんだ田んぼの泥の感触に、最初は「気持ち悪い…」「転びそう…」と、立っているのがやっと。しかし、足の裏の感触、体のバランスにもすぐに慣れて、今度は田んぼの中に見えるヤゴやオタマジャクシ、ミズカマキリなどに夢中になっていった。
この日観察できた生き

トンボ舞う田んぼで

 「田んぼで育っているのはお米だけじゃない。他にもたくさんの生きものがいて、一緒に育っている。その存在を知ると、いままで見ていた田んぼの風景が全く変わって見えてくる」と小川さん。そうした眼を持つことを、ひと・むし・たんぼの会では「虫眼を持つ」と言う。
この日、子どもたちは裸足で泥を感じて田んぼの中を歩きながら、確かに「虫眼を持つ」ことの楽しさを感じたようだ。さらに、小川さんから子どもたちに、大きなメッセージが伝えられた。
 「みんなが毎日食べているご飯。そのお茶碗一杯分は、米粒3000縲・00

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