非核平和行進が北上、上伊那を縦断
市街地の要所要所を歩き、バスでも移動
上伊那地区労働組合会議や各地区勤労協でつくる被爆62周年2007非核・平和行進上伊那地区実行委員会は31日、恒久平和を訴える平和行進「子どもたちに核のない未来を!2007上伊那非核・平和行進」を行った。延べ100人が、中川村から辰野町まで歩き、非核、恒久平和を訴えた。今年の行進は昨年は豪雨災害で中止したため2年振り。従来は2日間掛けて実施していたが、今年は1日に短縮、市街地の要所要所を歩き、バスでも移動した。
出発地の中川村役場では約60人が集まり集会。上伊那地区労組会議の宮島良夫議長は「被爆62年を迎え、原爆を容認するかのような大臣の発言、改憲論議など様々な問題が出てきた。新潟中越地震では原子力発電所がいかに危険かを立証した。核のない未来を子どもたちに届けることや、原子力に頼らない未来づくりに向け、頑張ろう」と呼び掛けた。
市瀬副村長は「唯一の被爆国として、核のない世界を作ろうと、行動することは尊い。村は図書館の平和企画や平和宣言自治体協議会に加入するなど、様々な取り組みをしている」と述べ、カンパを手渡し、激励した。
一行は先導車に続き出発。組合旗を手に、炎天下の中、沿道の住民に核廃絶をアピールしながら、飯島町に向い北上した。
中