豊浦町と交流の第一歩に
伊那まつりに出店
伊那市の「第35回伊那まつり」(4、5日)に合わせ、北海道虻田郡豊浦町商工会の正副会長ら6人が来伊し、「遊ingビレッジ」に出店する。伊那市と豊浦町は市内の企業を通したつながりがあり、今回の来伊で、市民交流や企業間交流が具体化しそうだ。
市内西箕輪に本社を構える精密加工「フロンティア」の菊地睦昭社長が豊浦町出身であることが縁で、昨年4月、豊浦町の工藤国夫町長らが市役所を表敬訪問した経過がある。
菊地社長は「市民レベルでの顔合わせ。まず豊浦町を知ってもらい、徐々に交流の輪を広げたい」と話す。
豊浦町商工会では来伊した際、豊浦町産の豚肉を名物ソースかつどんに活用できないものか、伊那ソースかつどん会と交流する予定。また、海のない伊那での物産展も検討したいという。
ゆくゆくは企業誘致に結びつけたい考えで、期待を膨らませる。
「遊ing竏秩vは5日午後3時半縲・時、市役所西側駐車場で開く。ホタテの貝殻を粉末にした14色の「夢の砂」で絵を書く砂絵体験の場を設ける。
豊浦町は漁師町で、ホタテの養殖が盛ん。ホタテのほか、サケ、カニ、ウニなど海の幸が水揚げされる。