成人式実行委員会と町長が初の懇談
飯島町
飯島町の新成人でつくる成人式実行委員会は1日夜、文化館で第3回実行委員会に合わせ、高坂町長と町の活性化、町への要望などをテーマに膝を交えて懇談した。
実行委員の中から、成人式の記念品に町の活性化に役立つものをなどの声が上がったことから、町長との懇談会を企画。
委員ら16人が参加、高坂町長は委員ひとり一人に南駒ケ岳が印刷された名刺を手渡し「生まれも育ちも飯島町」と自己紹介し「かけがえのない南駒ケ岳を望むふるさと飯島。町や家族を片時も忘れず、大切にすれば、必ず人生はすばらしいものによる」と揚々たる未来を祝福してあいさつ。
懇談では委員から「地元に帰ってバイトをしているが、高齢者が生活しやすい町に」と要望。「産婦人科が減り、地元でお産できないのではと心配」との声には「必死で近くの病院でお産ができるように対応している」と答えた。
また、「飯島町の良さは自然、企業誘致は自然を削ることにはならないか」との厳しい意見もあり「自然を最大限に守りながら、秩序ある開発をしたい」とした。
このほか、「飯島町には若者が集い遊べる場所がない。若者向けの飲み屋も少ない」など不満の声もあった。
ほとんどの委員が勉学や仕事で町外に出ていることから、高坂町長は「町は企業誘致や住宅、子育て支援など積極的に取り組み、皆さんが帰って来てくれるのを待っている」と、Uターンを期待した。
なお、飯島町成人式は8月15日午前10時から、文化館で町が主催し、成人者の実行委員会が運営する。新成人は114人。
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