スターウォッチング
星空を観察して大気環境の状態を調査する全国星空継続観察「スターウォッチング」が10日夜、伊那市西町の県伊那文化会館であった。天候不順で野外観察は中止となったが、参加した市内の児童やその保護者ら約100人がプラネタリウムで夏の星座を学んだ。
全国星空継続観察は、1988(昭和63)年度から環境省が全国の地方公共団体、学校、市民グループなどに呼び掛け、年2回実施。同所では、同文化会館、上伊那地方事務所、伊那市が共催で開き、伊那天文ボランティアサークル「すばる星の会」の会員が講師として、参加者を指導した。
県文化会館のプラネタリウムで星空を見た後、同会の野口輝雄代表(56)=同市西箕輪=がこの日、観察するはずだった、はくちょう座、たて座、いて座や、はくちょう座「アルビレオ」(二重星)などを説明=写真。
そのほか、双眼鏡の扱い方を学んだり、探査機が撮影した木星の迫力ある写真を見るなどした。
伊那小4年の刀根川将太君(9)は「知らないことがまだまだあった。宇宙は広いと感じた」と感想。野口代表は「きれいな星を見ることで環境の目を養ってほしい」と呼び掛けていた。