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75/(火)

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山で森で盆を満喫

山で森で盆を満喫

 上伊那のキャンプ場やプールなどは盆期間中、地元住民や帰省客、県外者らでにぎわいを見せている。暑い日差しが照りつけるが、木々に囲まれたキャンプ場でのんびり過ごしたり、プールで水しぶきを上げたりと思い思いに楽しんでいる。
 伊那市長谷の南アルプス林道バスは、夏山シーズンの登山客らで始発便から長蛇の列ができるほど。豪雨災害の影響があった昨年同時期と比べ、4千人ほど上回っている。
 利用客は中京、東京、関西方面が多く、韓国からのツアー3団体も来た。
 愛知県豊橋市の太田耕造さん(57)は2泊3日の日程で、会社の仲間5人と一緒に、仙丈ケ岳(標高3033メートル)へ登った。「標高3000メートル級の山が比較的楽に登れて展望が良い」と40年来、夏休みを利用して南アを訪れている。下山後「登山を口実に酒を飲むのが楽しみ。暑くて疲れたが、最高だった」と話した。
 埼玉県の坂谷吉子さん(70)は夫と2人で、北沢峠周辺を日帰りハイキング。「こちらは涼しい」と高遠城址公園なども立ち寄った。
 林道バス営業所は7月中旬縲・月初旬の土・日曜日がピークになると見込んでいたが、台風の接近で利用者数が想定より伸びなかった。今シーズンで最も多かったのは7月28日の1330人。午前6時の始発便前に、早朝便を運行するなどして対応している。
 16日までは、北沢峠周辺を散策する帰省客らが増えると見込む。
 10月に入ると、紅葉シーズンで、利用客の増加に期待する。
 林道バスは三峰橋付近の戸台口から北沢峠を結ぶ延長22・6キロ。所要時間は1時間。
##(写真)
南ア林道バス営業所前は長蛇の列=12日始発便

山で森で盆を満喫

 南箕輪村の大芝高原キャンプ場が、都会からのレジャー客などで夏休みのにぎわいのピークを迎えている。
 毎年4月から10月までのシーズン中、5月と8月に集中し、愛知県内を中心に大阪・東京などからの来場が多い。今夏は11日から16日までが混雑し、オートキャンプ場32区画とバンガロー4棟は常時いっぱいの状態。利用者らはサイトに止めた車からテントや簡易テーブルなどを降ろして設置し、近くのテニスコートや村営プールなどでスポーツを楽しんだり、散策コースを歩いて森林浴をしたり、思い思いに過ごしている。
 神奈川県伊勢原市から近所の3家族で毎年訪れるという主婦(42)は「自然があって空気がおいしい。とにかく星がきれいで、夕べはみんなで寝そべって見てました」とお気に入りの様子だった。
##(写真)
涼しい林の中にテントを張り、キャンプを楽しむ家族ら

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