障害者水泳全国大会出場激励
宮田村大田切の石沢昌樹君(16)=伊那養護学校高等部1年=は日本身体障害者水泳連盟が主催する第24回日本身体障害者水泳選手権大会(9月15、16日、福岡県)に初出場する。種目は50メートル自由形。関東大会(6月24日、長野市)で3位の成績を収めて出場が決まった。
16日、石沢君は母親の礼子さんとともに宮田村役場を訪れ、清水靖夫村長らの激励を受けた=写真。清水村長は「実力が認められた結果。自分の力を信じてしっかり頑張って」と励ました。礼子さんは「水泳は本格的に始めてまだ3年だが、全国大会に行けるとは思っていなかった。感無量です」と話した。
石沢君は聴覚と知的障害があるが、小さい頃から水遊びは大好きで、太田切川でよく遊んでいたという。医者に止められていたため、水泳を始めたのは小学校6年生になってから。最初はまったく泳げなかったが、徐々に泳ぎをマスターし、昨年は県の大会で優勝するまでになった。初の全国大会を前に、駒ケ根市の看護大プールで毎日2時間の泳ぎ込みと1時間の筋力トレーニングを黙々とこなしている。