駒ケ根市東中耐震工事遅れの影響
入札の不調から工事業者が決まらず、着工が約1カ月遅れた駒ケ根市の東中学校(小木曽伸一校長)体育館の耐震補強工事は10月末の完成を目指して工事が進められている=写真。基礎や鉄骨はりの増強のほか、床の張り替えなども行われるため、工期中はまったく使用ができない。
工事の遅れを受けて同校は、生徒会の最大行事である文化祭の日程を当初計画の10月12(金)13日(土)から13(土)14日(日)に変更することを決めた。開祭式や各種のステージ発表などが予定される1日目にはどうしても体育館が必要であることから近くの東伊那小学校の体育館を借りてしのぐこととしたが、12日は同小の授業があって借りられないため。
入札は5月8日に14社が参加して行われたが、いずれも予定価格を上回り、落札されなかった。これを受けて市教育委員会は見積もりを委託した業者に積算の見直しを指示した上で6月25日に2回目の入札を行った。