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学校集団登山に衛星携帯電話活用

 伊那谷各地の中学校が行う西駒ケ岳の集団登山で、緊急時の連絡手段として衛星携帯電話(イリジウム携帯)を活用する動きが始まっている。学校登山事務局の宮田村宮田中学校の唐澤久寿教頭は「使わないのが一番だが、万が一のために万全を期せれば」と話す。
 今までは無線や通常の携帯電話を用いていたが、登山ルート上は電波が届かない場所も多く、緊急時の連絡手段確保は懸念材料でもあった。
 教育会や連合PTAなど上伊那の教育7団体はさきごろ、西駒ケ岳を管理する地元の宮田村に無線基地局などの拡充を要望。
 経費的な面も考慮するなかで、村は衛星携帯電話の活用を事務局側に提案した。
 レンタル料は1日数千円程度に抑えられることもあり、唐澤教頭によると、夏休み明けに登る南箕輪中学校が利用するという。
 衛星携帯電話は高度780キロに位置する66個の低軌道衛星を利用し、通常の携帯電話や無線では電波が届かない海上や山岳地からの通話も可能にするという。

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