まほら伊那地球元気村が10周年
18の野外教室メニューを展開
伊那市の鳩吹公園で18日、10周年を迎えた野外イベント「まほら伊那地球元気村」(実行委員会主催)が始まった。県内外から120人が参加し、MTBツーリング、そば打ちなど18の野外教室メニューをそれぞれ楽しんだ。19日まで。
地球元気村は1泊2日のキャンプを基本に、自然の中で思い切り遊び、自然の大切さや人とのかかわりなどを感じてもらうねらい。地元をはじめ、静岡県、大阪府、九州などから家族連れを中心に集まった。
初めての和太鼓教室では、保育士でつくる太鼓グループ「美舞打」が太鼓の基本やオリジナル曲「濁中花(だっちゅうか)」を参加者5人に指導。曲の流れを口伝えで教え、子どもらはばちを握り、振りもまねしながら夢中になって太鼓をたたいた。
木工教室は子供用のベンチ作り。
市内美篶の橋爪健太郎君(12)は「のこぎりで板を切るときに線からずれたけど、まぁまぁうまくいった。家で使いたい」と親子で協力し合いながら、電動ドリルや金づちなどを使って仕上げた。
夜には、ウクレレのミニコンサートがあった。
有賀嗣宣実行委員長(33)は「イベントは人と人とのつながりが魅力。リピーターも多く、これからも続けていきたい」と話した。
19日は、初回から続いているすがれ追いをはじめ、ウクレレ教室、トウモロコシ収穫体験などがある。定員いっぱいの教室を除き、当日参加を受け付ける。入村料は大人3千円、小学生以下1500円、3歳以下無料。