旧井沢家住宅で七絵会のちぎり絵展
伊那市伊那部の旧井沢家住宅で20日まで、
県老人大学の修了生らでつくる七絵会(中村早恵子代表)のちぎり絵展が開かれている。風景画や花、人物などをモチーフとした和紙のちぎり絵約30点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
中村さんの教室による作品展は3年目。3つの教室が交代で作品発表をしており、今回はその一つ、七絵会がこれまでに作りためた作品を出展。中村さんの手掛けた大作「駒ヶ根高原の夜」も並んでいる。
同教室では、花びらの微妙な色の違いや木々の葉っぱの重なりなどを裂く紙の厚さで表現しており、いずれの作品も1枚の紙から作られる微妙なグラデーションが、それぞれの作品に表情と奥行きを作り出している。
出展者の一人、小田原志ず江さん(76)は「一枚の紙の濃淡でつくる表現を見ていただければ」と話していた。
入場無料。午前9時縲恁゚後5時。