花ろまん22駒ケ根市地区社協の「ふれあい花壇」
地域の輪と和で花開く
猛暑、炎暑、酷暑と語彙(ごい)を総動員しても、表現しきれないほど、暑い夏もようやく峠を越えた。駒ケ根市内72カ所の地区社協の「ふれあい花壇」の花たちも少しずつ元気を取り戻してきた。国交省の緑愛護表彰を受賞した「看護大学ふれあい花壇」をはじめ、土づくりから花づくりを進める「町三区花壇」。多彩な花で利用者の目を楽しませるフラワーハイツの「アルプス花壇」など、規模もデザインも様々、72通りの花壇美を形成している。今回はふれあい花壇のウォッチング。紙上で紹介する花壇は、花壇コンクールの各賞とは無関係に選んだ(大口国江)
##(中見出し)
花壇はふれあい広場の精神の具現化
「ふれあい花壇」は「障害を持つ人も持たない人も、共に支えあう心豊かに生きるまちを目指す」という「ふれあい広場」の精神を踏まえ、「協力して花を育てることで、地域のふれあいと支え合いを育み、花いっぱいのまちづくりにつなげよう」と、91年、地区社協の活動の一環として始まった。
初年度は14カ所でスタート。93年には24カ所に、94年、地区社協が16行政区中13地区で結成されると、花壇も43カ所に急増。96年、全地区で地区社協が結成、花壇も次々と増設され、現在は72カ所になった。花苗4万本余のうち、1万7千本は自主育苗と、市民からの寄付で賄えるようになった。
市社協の片桐美登さんは「今夏は日照りが続いたが、地域のみなさんが頑張って水やりをしていただき、良い花を咲かせている」。関口須美子さんは「大規模な花壇ばかりでなく、路傍の小さな花壇も心を和ませ、地域の輪をつないでいる」と話していた。
花
花
花
花
花
花
花
花