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【記者室】食中毒を防ぐには

 全国の食中毒発生のピークは、年によって違うが7、8月が多い。気温と湿度が高い環境が細菌の増殖に適しているというから、この暑さが続く間はくれぐれもご用心を▼伊那保健所に管内の食中毒発生件数を尋ねてみたところ意外なほどに少なく、05年度3件、06年度は1件竏窒ニいう回答だった。ほっとひと安心したものの、よく考えてみると一般の家庭で食中毒が起きた場合、よほど重い症状でなければ届け出はしないから、実際にはもっと多くの発生があると想像できる▼一方で食品の偽装表示なども相次いで発覚しているが、これも氷山のほんの小さな一角に違いない。消費者の立場から偽装を見破るのはまず不可能。頼るべきは自身の五感だけなのかもしれない。(白鳥文男)

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